治療経過
- 平成19年11月、大学病院にて左乳がんと診断される。主治医は手術は不可とコメント。左腋窩多発リンパ転移30×20mm、左鎖上リンパ転移、縦隔リン パ転移20×10mm、左乳腺の9時~11時方向に腫瘤、辺縁不整60×20×40mm、左乳腺の全体に多数の結節あり。
- 平成19年12月、当院受診。活性NK細胞療法と抗がん剤治療との併用治療を行うこととなる。
- 【当院受診時の症状】
- 左乳房の腫脹あり
- 腹部やや膨満感あり
- 【治療経過】
- 平成20年11月、活性NK細胞療法を終了。CTを施行したところ著しい改善が見られた。
- 【平成20年11月時の症状】
- 乳がんは縮小改善、石灰化出現しておりCT上では腫瘤は不明瞭化している
- 左腋窩多発リンパ転移著明に縮小改善
- 左鎖上リンパ転移及び縦隔リンパ転移改善良
- 両側肺尖部に見られた粒状病変消失
- 現在、左乳がんは完全消失しているが要経過観察。
※ 掲載されている全ての画像及び文章の無断転載を禁じます。
(1)活性NK細胞療法について—活性NK細胞療法は患者さんから1回分40㏄を採血し、血液を分離、NK細胞を抽出、2週間の培養(増殖・活性化)を行った後に点滴で投与する免疫療法です。(2)副作用について—基本的に副作用は少なく、稀に軽度の発熱はありますが、重篤な副作用は見られません。また、他の治療との併用も可能です。(3)費用等について—6回の投与を1クールとし、1回分の活性NK細胞療法の培養費は240,000円、1クールで1,440,000円の培養費が目安となります。- その他の乳がんの治療症例
- 乳がん 40代/女性
- 右乳がん 30代/女性