治療経過
- 平成17年8月、市立病院にて子宮頚がんと診断される。
- 子宮頚部細胞診でclassⅢa、子宮頚部に3cmの出血性腫留確認。
- 手術勧められるも患者希望せず、放射線治療を施行(計54Gy)。
- 抗がん剤治療施行するも2回終了時で副作用強く中止となる。
- 平成18年1月、当院受診。
- 【当院受診時の症状】
- 食欲やや不振
- 腹部の圧迫感及び時に軽い痛みあり
- 疎頚部に圧迫感あり
- 倦怠感あり
- 腰部痛が時に出現
- 不正出血なし
- 平成18年2月、第1回目の活性NK細胞療法開始、チャガビット服用開始。
- 平成18年3月、前医で細胞診施行した所、子宮頚部腫瘍は著明に縮小改善を確認した。
- 【活性NK細胞療法開始後の症状】
- 食欲改善
- 腹部痛改善
- 他の所見特になし
- マーカーも正常値を維持している
腫瘍マーカー推移表
SCC(正常2.0以下)
- H17.07
- 3.2↑
- H17.08
- 2.5↑
- H17.09
- 1.7
- H17.10
- 1.7
- H17.11
- 0.6
- H17.12
- 0.7
- H18.01
- 0.6
- H18.01
- 0.6
- H18.04
- 0.6
腫瘍マーカー推移グラフ

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(1)活性NK細胞療法について—活性NK細胞療法は患者さんから1回分40㏄を採血し、血液を分離、NK細胞を抽出、2週間の培養(増殖・活性化)を行った後に点滴で投与する免疫療法です。(2)副作用について—基本的に副作用は少なく、稀に軽度の発熱はありますが、重篤な副作用は見られません。また、他の治療との併用も可能です。(3)費用等について—6回の投与を1クールとし、1回分の活性NK細胞療法の培養費は240,000円、1クールで1,440,000円の培養費が目安となります。- その他の子宮がんの治療症例
- 子宮体がん 70代/女性
- 子宮頚がん 40代/女性