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免疫細胞の中の7割を占める大戦力部隊を用いた活性T細胞療法

この活性T細胞療法は新樹状細胞ワクチン療法と同時に行う治療となります。
増殖・活性化させた樹状細胞とT細胞が体内へ投与する事によって体内では樹状細胞がT細胞へがん攻撃の指令を出し、大量に投与されたT細胞ががんを攻撃しに行きます。
- 患者さん自身の血液より増殖・活性化する治療の為、安心
- ほとんどのがんに適用が可能(血液がんの一部を除く)
- 副作用は少なく、高齢の患者さんにも最適(まれに軽度の熱が出ることもあります)
- 他のがん治療と併用可能(三大治療との併用も可能で、抗がん剤治療による副作用の改善にもつながる)
- 通院による治療(入院の必要はない)
T細胞とは

T細胞とは白血球の一種でリンパ球中の約7割を占める細胞です。T細胞にはキラーT細胞と呼ばれるや、ヘルパーT細胞、制御性T細胞など様々な種類に分類されています。
ここでいうT細胞とは、ガンマ・デルタT細胞を除くT細胞をおおまかにT細胞と呼んでいます。それ以外にも、ガンマ・デルタT細胞に対して、アルファ・ベータ(αβ)T細胞と呼ぶ事もあります。
T細胞のTは「Thymus」の略で「胸腺」という意味です。
胸腺は、胸骨の後ろ心臓の前にあり骨髄で生成されたT細胞を最終的に成熟させる機関です。胸腺は10代頃をピークにして年を重ねるごとに縮小していきます。40歳頃にはピーク時の約10%にまで縮小し、70歳頃にはほとんど残っていないとまで言われています。胸腺の縮小は免疫細胞に様々な悪影響を及ぼしてしまうのです。
胸腺の縮小には年齢以外にもストレスが原因で縮小すると言われています。
ストレスによって血液中に放出されるコルチコステロンというホルモンがこの胸腺の縮小に関わっているという報告もあります。

胸腺の縮小には年齢以外にもストレスが原因で縮小すると言われています。
ストレスによって血液中に放出されるコルチコステロンというホルモンがこの胸腺の縮小に関わっているという報告もあります。
※新樹状細胞ワクチン療法との併用治療となります。
活性T細胞療法の副作用
個人差はありますが、稀に発熱することがあります。
1回目の投与で出なくても何度目かの投与で出る場合もあります。