「がん」という言葉が持つ重苦しさ|愛知県名古屋市のがん治療専門クリニック

「がん」という言葉が持つ重苦しさ

 「がん」という名がまずいけない。

 まるでその響きこそが、先入観の根源であるかのようにさえ思う。

 がん――――。

 なんとおぞましく、重苦しい響きではないか。

 あたかも病気の王だといわんばかりの威圧感に、その名を聞いただけで、死刑宣告をされたかのように打ちのめされてしまう。

 戦う前から戦意喪失しているようで話にならない。

 戦わずして相手の戦意をそぐのが兵法の極意だとすれば、私たちは「がん」の策略にまんまとはまっているのである。

 漢字では癌と書く。

 こうなるともう字面を見るだけで、タチの悪い腫瘍が連想されて、忌まわしい業病のようにさえ思えてくるだろう。

 最近の「がん」というひらがな表記は、当用漢字以外はひらがな表記にという活字の世界の事情からだとしても、いくらかおぞましさを軽減するのに貢献しているようである。

 だったら、たとえばこれを英語のキャンサーと言ってみてはどうか。

 あるいはがんの濁音をやめて、「かん」にするとか。

 それだけで、ずいぶん軽そうになっただろう。

 冗談ではなく、「がん」という言葉にはそれだけの重さがまとわりついている。

 死の既成観念が染みこんだ言葉なのだ。

 精神に与える暗示効果の観点から言っても、別の言葉に変えるのも悪くはないだろう

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